

好奇心から始まった、
日本との縁。
私が日本語に興味を持ったきっかけは、子どもの頃に夢中になった日本のゲームでした。画面の中で進む物語を、自分で理解したい。その一心で、十三歳頃から独学で勉強を始めました。
その後、日本語に囲まれて過ごしたくて、マドリードの日本の居酒屋でバイトをすることに。同僚のほとんどが関西出身だったため、気づかないうちに関西弁に染まっていきました。今は標準語でのご案内を心がけていますが、楽しくなったりすると、つい大阪弁が顔を出します。
子どもの頃から親しかった日本人の友人は、ご両親とも観光通訳士。その仕事の話を聞くうちに、いつか自分もスペインを案内したいと思うようになりました。
20年以上、
旅をご一緒して。
最初はスペインにある日系旅行会社で、手配や調整の仕事をしていました。けれど、私が本当にしたかったのは、お客様と直接お話ししながら、この国の魅力を伝えること。2004年頃から、ガイドとして旅をご一緒しています。
学びの土台は、マドリードのコンプルテンセ大学、そして UNED 大学で学んだ美術史です。ロンドン、ヴェルサイユ、ミラノで暮らした経験も、美術への理解と、異なる文化を見る視野を広げてくれました。スペイン中部やアンダルシアをご案内してきた年月を経て、今は北スペインでの旅に、より多くの時間を注いでいます。
- 学び
- 美術史学士
- 資格
- スペイン公認観光ガイド
- ご案内の言語
- 日本語英語スペイン語フランス語イタリア語

気軽に話し、
じっくり味わう。
初めてお会いしたら、まずはお話を聞かせてください。これまでのスペイン旅行のこと、好きなもの、今回楽しみにしていること。お二人でも、お一人でも、ご家族やご友人同士でも。会話を重ねられる少人数の旅が、私にはよく合っています。
北の海沿いを歩く時は、漁港や丘のぶどう畑、食卓に並ぶ料理を、その土地の暮らしと結びつけてお話しします。海が街に与えてきたものを知り、景色を眺め、土地の味を楽しむ。皆様の興味や、ふと浮かんだ疑問を大切にしながら、その日の時間を一緒につくっていきます。
性格は穏やかで、観察好き。冗談を交わすのも好きです。巡礼の道では皆様と歩き、歩調を合わせます。話したい時には耳を傾け、静かに景色を味わいたい時には、その時間を大切にします。
海を前に、
心が決まった日。
2024年の秋、フランスのアンダイエからサンティアゴまで「北の道」を歩きました。寄り道も重ね、26日間で 930キロ。それまでにも知っていた道を自分の足でつなぐうち、これからの生き方をゆっくり考える時間が生まれました。
サンセバスチャンの近くにあるゲタリアという漁村を出たある日、チャコリのぶどう畑の丘を登った先に展望台がありました。誰もいない木のベンチに腰を下ろし、疲れた足から靴を脱ぐ。目の前にはカンタブリア海がが広がる。潮風に包まれながら、ほんのひととき、心から幸せだと感じました。何年も忘れていた感覚でした。
涼しい空気も、雨も、緑の丘も。北スペインは、私自身が休暇に選ぶ場所です。コーヒーを飲み、おいしい食事を楽しみ、ゆっくり過ぎる時間を眺める。あの巡礼の旅に背中を押され、この土地を皆様と分かち合うためにこのサイトを作り始めました。
- 2024年
- 930 km
- 26日間
旅が終わっても、
続いていくご縁。
スペインへ 5度いらして、その 5度とも私と旅をしてくださった方がいます。
訪れる地方は、そのたびに違っても、再会してまた一緒に歩ける。そのことを、とても嬉しく思います。
長いお付き合いの中で友人となり、私が日本へ行くと、ご自宅に迎えてくださる方もいます。
食卓を囲み、互いの暮らしを話し、旅先で始まった会話の続きを楽しむ。
そんなご縁も、この仕事がくれた大切なものです。

北スペインでお会いしましょう。
見てみたい景色、気になる街、味わってみたいもの。
思い描いている北スペインの旅を、私に聞かせてください。
少人数ならではのゆとりを大切にご案内しています。
素晴らしいものに出会えた喜びと、世界を見る新しいまなざし。
その両方が、皆様の旅の思い出に残れば嬉しいです。